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イベントレポート: カーボンニュートラル推進室記念シンポジウム

2022年9月6日(火)に東海国立大学機構 カーボンニュートラル推進室主催の記念シンポジウムが開催されました。本シンポジウムは会場参加・オンライン参加合わせて250名を超える方にご参加いただきました。

■背景

2050年 カーボンニュートラル達成は喫緊の社会的課題となっています。これに対応するため、東海国立大学機構ではCN推進戦略の企画立案を行う組織として2021年11月1日に「カーボンニュートラル推進室」を設立しました。また、実際に研究推進を担う組織として、岐阜大学 高等研究院に2021年11月1日に「脱炭素・環境エネルギー研究連携支援センター」、名古屋大学 未来社会創造機構に2022年4月1日に「脱炭素社会創造センター」を設立いたしました。

カーボンニュートラル達成は理工系による技術開発だけでなく、人文社会学系との連携が必要です。また、社会実装・制度設計等には産業界・行政との協働も必要不可欠です。このような状況下で大学がどのような役割を果たすべきかを考えるきっかけとして、「脱炭素社会創造に向けた大学の役割」をテーマに本シンポジウムを開催いたしました。

■イベント概要

本シンポジウムの第1部前半では当機構執行部による挨拶と文部科学大臣政務官 山本 左近 様よりご挨拶をいただきました。また、後半ではカーボンニュートラル推進室 西澤 泰彦 室長により、当機構内におけるカーボンニュートラル研究推進体制ならびに産学官連携推進案に関する説明が行われました。

第2部前半ではJST社会技術研究開発センター(RISTEX) センター長の小林 傳司 氏(大阪大学名誉教授)をお招きし、「総合知が求められる時代」と題してご講演いただきました。科学技術政策や社会の変遷、国内外での実際の取組を交え、なぜ「総合知」が求められるようになったか、カーボンニュートラルなどの社会的課題解決への貢献等、今後大学に期待される役割や、総合大学における文理融合を実現するための課題や解決のための指針についてご紹介いただきました。

第2部後半では小林 傳司 氏に当機構の教員4名と中部経済連合会 黒柳 考司 審議役を加えた6名により、「多様な知の協働による課題解決を目指して」というテーマで、パネルディスカッションを行いました。異なる専門分野を持つ教員や産業界からの様々な目線で、産学官による協働を実現するために必要な事項について議論を行いました。

第3部では当機構のカーボンニュートラル関連の研究を行っている教員と会場参加者を交えた情報交換会を行いました。また、会場外にてデジタルサイネージによる関係教員の研究紹介ポスターの上映を行いました。

■シンポジウムの様子

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